2月の教室
春が来たようだったり雪が降ったり急変する気候で、体調不良や学級閉鎖でお休みもあったりしましたが、なんとか全員、清書作品を仕上げました。
2月から成人会員がひとり新入会され、15時から漢字とペン字を受講しています。よろしくお願いします。小学生は新年度に向けての時間を調整して、混雑のないようにしたいと思います。
以下は私自身が練習した漢字部(毛筆)とペン部の2月課題です。いずれも基本は楷書と行書ですが、毛筆は、草書、六朝体、隷書、臨書を主に練習してそこから出品し添削を受けています。
調子の悪い筆は少しずつ持ち帰り手入れしています。ぬるま湯で固まった墨が溶ければ大丈夫なこともありますが、写真右上のように途中で切れてしまっていると、墨を含んでも割れてしまうので、写真右下のように糸で縛るとしばらく使えます。
ご家庭でも、筆はよく墨を落としたあとは軽く拭いて吊るしておいてください。少しでも残った墨は穂先に下りて固まります。その場合は乾燥したら毛先を揉みほぐせば問題ないのですが、濡れたまま筆巻き等に保存してしまうと、かびたり腐って、毛が切れやすくなります。上の写真左下のように壁に画鋲を刺しただけでも大丈夫なので、乾くまで掛けておいて下さいね。
<補足>
新しい筆は糊で固められています。日本習字でも半紙筆は2/3だけ下ろして使うよう指導していますが、何度か洗っているうちにすぐに全部下りてしまいますよね。本来は、全部下ろした状態で強弱を調節しながら太い線や細い線を書けるように練習するのでそのままで構いません。
とはいえ初心者には難しく、力一杯書いて太過ぎてしまうことが多いので、その場合は新しい筆でも糸で縛ることがあります。本人の希望や生徒の様子を見ながら私が判断しているので、全員一律ではないことをお伝えしておきます。
細筆はなるべく糊を残したいのですが、難しい場合はとにかくきれいに洗うことを心がけてください。
最終週からは3月課題の練習です!
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