講師
樽(たる)美智代(みちよ)
(1961年)昭和36年9月生まれ
2018年、日本習字の漢字部教授免許取得後、秋冬の指導者研修を経て、ご縁のあった都筑ふれあいの丘にて、2019年春教室を開講しました。
開講に至るまで
書くこと、話すこと、作ることが好きで、大学卒業後は出版社で服飾雑誌の編集デザイン、40代からは住宅営業に携わりつつ子育てを楽しんできました。50代でふたりの娘も成人する頃に思うところあり、2012年秋から近くの習字教室に通い始めました。
教室では、人生経験豊富な講師に励まされ、日本習字の正しい美しい文字を学びなから、毎月の昇級昇段が喜びとなり、目標の五段(教授免許)取得までもがあっという間の6年でした。楽しく続けてきたことが特技となり認められたことで、今度は私が講師となって、書くことの楽しさを伝えたい!と、より強く思うようになりました。
(2015年)平成27年8月 漢字部三段合格
(2017年)平成29年1月 漢字部四段合格
(2018年)平成30年8月 漢字部五段合格
漢字部門教授免許取得
2023年度漢字部昇段試験六段合格
2024年度漢字部昇段試験七段合格
教室開講と共にペン部を受講中
(2022年)令和4年1月 ペン部三段合格
(2023年)令和5年1月 ペン部四段合格
(2024年)令和6年7月 ペン部五段合格
硬筆部門教授免許取得
同じく2019年から受講した墨画部では様々な技法を学びつつ筆を楽しみました。2022年度を最後に閉講とのことで残念ですが、いつかは墨画を楽しむ会などできたらいいなと思います。
背中を押してくれた言葉たち
観峰先生のお言葉に心を打たれ迷いが消えました。
以下は日本習字カレンダー(原田観峰書)より
習字は小学校で習ったのが初めてですが、楽しくてよく家でも書いていたため、上手だとたくさん褒めてもらいました。とはいえ習字教室へ通う機会もなく、大人になってからも特技とは言えず。
その後日本習字に出会ったのが51歳ですから、何歳からでも好きなこと(得意なこと)に磨きをかければいいということと、60歳近くで初めて他人に認められ特技と言えることができたという喜びを、身をもってお伝えしたいと思います。
この教室で、特技を生かして他人に喜んでいただけているという手応えを感じつつ、2023年度より、目標であった自宅教室も開講しました。世間に役立つ人間になれるよう、日々精進してまいります。
「あ・し・た・のおやくそく」
教室では正しく美しい文字を指導します。
その前に3つのお約束をお願いしています。
①あ:挨拶《あいさつ》をしましょう
②し:姿勢《しせい》を正しましょう
③た:楽しく《たのしく》過ごしましょう
《あ》挨拶することは行動や気持ちの切り替えになります。朝は元気な「おはよう」から1日が始まります。いただきます、ごちそうさま、こんにちは、よろしく(おねがいします)、ありがとう(ございました)、ごめんなさい、さようなら、ただいま、おやすみなさい…という言葉は、日常の物事に感謝する気持ちの表れでもあります。全ての行いのはじめとおわりに挨拶をすることを心がけましょう。
《し》姿勢を正すと背筋が伸びて、視野が広がり集中力も高まり食事もまっすぐ通るように、いいことづくめ!身体の歪みがないことは健康に生きていく上でとても大切なことなのです。
《た》楽しいことは意欲に繋がります。意欲的に取り組めたことで結果が伴ってくるとさらに…と、好循環。ただ周囲の人が不快な思いをするような行為はいけません。みんなが楽しく過ごせるように考えて行動することも忘れずに。
①挨拶したら②姿勢を正して③楽しく過ごす
を守って、正しい美しい文字を学びましょう。